2020年12月22日火曜日

年末年始の長期処方薬について

 年末年始に、アレルギー・喘息・舌下免疫療法などで長期投与されている患者さんは薬が足りなくなると困ります。足りない薬がないか確認しましょう。


今年はコロナのことで薬局も年末年始あいているところがあるかと思います。かぜ症状など急性の感染症を疑う患者さんのためにあけられます。しかし、薬品入荷は年末年始ない可能性もあり、大量な在庫は薬局さんにもないと思います。定期診察を受けて長期処方している方はなるべく年末年始は避け、前もって準備をしましょう。

長期処方薬は年末になる前に受診して処方してもらいましょう。

薬局・クリニックの上手な使い方で、コロナウイルスの混乱を少しでもやわらげていきましょう。



2020年12月18日金曜日

二酸化炭素モニターを入れてみました。

 新型コロナウイルスの流行は終わりが見えませんね。

ご年配や病気をお持ちの方々はとても気を使って生活されていることと思います。

お子さんに関しては重症化や保育園などでの集団発生はほとんどみられていないのでぴりぴりする必要はそこまではないかと思いますが、呼吸の苦しさや意識が変だったりといった見た目におかしなところがある場合は、コロナウイルスであろうと他のウイルスであろうと問題ですのでそのときは迷わず受診しましょう。病院でコロナウイルスをもらうといけないといって受診控えをする方はまだまだ多いことと思います。当院でもこの半年で風邪をこじらせて肺炎を起こし入院する方が増えた印象です。また、風邪だと思って様子を見ていた方の中に川崎病だったという方も二人いらっしゃいました。迷われるときには受診することをお勧めします。

当院では待合室の5つのソファーの横にパーテーションをたてて半個室にしたり、一般外来中の予防接種で来院された方用の空間にドアをつけて待合室を分けたりしています。パーテーションやドアで空間をわかることで、直接飛沫をあびることは避けられます。

換気をするようにと行政や報道がよく言っています。飛沫感染は直接つばや鼻水をうけてしまっておこるものですので、飛沫感染には換気だけではだめかと思います。ただ、エアロゾル化したくしゃみからウイルスが長時間部屋に浮遊してそれによって空気感染する問題については換気は有効でしょう。

当院ではこのたび換気できているかの指標に、二酸化炭素モニターを取り入れてみました。

二酸化炭素は人間が呼吸して常に排出しています。人がたくさんいる密閉空間では二酸化炭素はどんどん増えていきます。窓をあけたり換気扇をまわしたりして空気の入れ替え、換気ができていれば、浮遊したウイルスもへりますし、人が排出した二酸化炭素も減ります。二酸化炭素モニターは空気の入れ替えができているか、換気の指標になるわけです。

当院では換気扇と給気口が10台以上あります。換気扇は診療中ずっといれているのでかなり換気されているだろうと思っていましたが、実際にどうなのかを知りたかったので二酸化炭素モニターを入れてみました。

結果は、予防接種待ちで待合室がいっぱいになったときでも二酸化炭素濃度はさほどあがっていなく換気は十分であることがわかりました。

受付においてありますので興味があればご覧になってください。

今後は濃度がある一定の数字を超えたらアラームをならして窓開け換気の指標にすることにしましたので安心してご来院ください。


ちなみに最近連日溶連菌の患者さんがいらっしゃいます。抗生剤が必要な病気ですから、熱・のどの痛み・頭痛などあったら受診してください。

2020年12月5日土曜日

はやぶさが帰ってきます。

 はやぶさをご存じですか。

新幹線のはやぶさではなく宇宙探査機のはやぶさです。

その2代目となるはやぶさ2が明日帰ってきます

2014年12月3日に地球を出発して、総飛行距離54億㎞をへて小惑星リュウグウの鉱物成分を持ち帰るという途方もない計画が明日終わります。

12月5日に鉱物サンプルをのせたカプセルを地球に飛ばし、明日オーストラリアにカプセルが到着する予定です。

はやぶさ2本体は地球から再度離れて、再び探査の旅に出かけます。


私たちの子どものころよりも宇宙の存在がより近くなっています。

皆さんのお子さんも将来宇宙に携わる仕事についたり、実際に宇宙に行く日が来るかもしれませんね。


JAXA はやぶさ2プロジェクト http://hayabusa2.jaxa.jp

2020年11月24日火曜日

クリスマスの飾り付け

 クリスマスの飾り付けをしました。






黒板のサンタクロースたちは、パーテーションにはってある動物たちと同様に木を糸鋸で切って作ってみました。



カインズ工房で電動糸鋸を借りて下絵にそって切り、やすりをかけて最後に色を塗ってできあがりです。
電動糸鋸なんて使うのは中学生以来でしたが、まあまあうまくできたかなと思います。作っているあいだ、お店で見知らぬ子どもたちが「何を作っているのだろう」と集まって興味深そうに見ていました。飾っているときよりも作っているときの方が子どもたちにはドキドキわくわく感があるのかもしれません。
みなさんのうちでも作ってみませんか。


2020年11月23日月曜日

私が書いた自治会会報誌の作文

 先日、自治会の会報誌「さわやか」に原稿を書きました。

書いた当時は、テレビで「半沢直樹」がはじまったころだったので、それを意識した文章になっています。

ドラマの中の半沢は私と同じ慶應義塾大学出身ですし、主人公の堺正人さんは私と同い年でしたので、親近感もわきながらドラマを見ていました。

私が文章を書くことなんてそうそうないので、こちらのブログにも載せてみようと思います。

ちなみに医療とは全く関係ありません。


「面を打つ」

7年ぶりに放送された「半沢直樹」第2弾をテレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか。大手銀行グループの社員が内部で行われる不正に毅然と戦い、「やられたらやり返す、倍返しだ」を彼の流儀・モットーに強大な悪と戦う物語です。正義感から上司の理不尽な振る舞いに立ち向かう姿に多くの共感を得ています。毅然とした半沢は、学生時代以来剣道をこよなく愛しています。正義感と道の考え、妙にマッチした高尚な趣味を持っています。テレビでも要所要所で剣道の稽古の様子が描かれています。

「面を打つ」、文字通り剣道では竹刀で面を打ちます。しかし、単に物理的に面を打っているだけではありません。気をこめて全身全霊から勇気をもって目の前の敵に体全体で立ち向かい竹刀に気をのせて打つのです。不正に対して毅然と戦う半沢の内面を表現するにはこれ以上のものはありません。ドラマの中で上司や金融庁との心理的つばぜり合いを繰り広げたあとに剣道のまさに迫真のつばぜり合いの場面が出てくるところは心憎い演出で大変見応えがあります。

しかし、ここでお話しするのは剣道ではなくもう一つの「面を打つ」です。面は「めん」ではなく「おもて」と読ませて「おもてを打つ」ことについてのお話です。

「おもて(面)」とは能で使う能面のことです。能面は木を彫って作られますが、「おもてをほる」とは言いません。面を作る人は面打師(めんうちし)と呼ばれます。私は中学のとき、夏休みの宿題で面打師に指導を仰ぎ能面を作りました。その際に「打つ」という意味をお聞きしました。

能面は木の塊に対してノミをあてがい木槌で思い切りガツンガツンと彫り上げていきます。その姿は「彫る」ではなくまさに「打つ」という言葉がしっくりきます。しかし、ノミを打ち付けている姿からだけではなく、その背景にある「打つ」部分が重要なのだと面打師に聞きました。

「能面の顔」という言葉がありますが、皆さんはこの言葉から表情がない・乏しい様を思い浮かべるのではないでしょうか。面打師は反対だと言います。能面はとても表情豊かである、例えば舞台の上で演者につけられて舞っている面は能の物語の中の喜怒哀楽を見事に表現します。反面、壁に長年飾られている面はうつうつとした心が見え隠れする表情になると言われていました。気がのらずやっつけ仕事で面を打っているときには、面から受ける嫌味・恐怖などを感じ、気を引き締めて面に向かうことを思い出させてくれるというのです。面の裏には梵字が施されています。これは単なるまじない、魔除けではなく、面の持つ力に引き込まれ、圧倒されないようにしているそうです。それほど、面には力があり、場面場面で異なる気を表現している、その能面の裏に見られる多様な表情を示す有様を「能面の顔」と称賛していたことが現在では忘れられ、今では反対の意味で使われるようになったと面打師の方は話されていましたが、真相は定かではありません。

 おもてから受ける気を受け止めて、面打師は全身全霊をもって自らの気を打ち付ける、物理的にノミを打ち込むだけでなく、心身ともに木の塊に気という息吹を打ち込むのです。面を製作する背景にこれだけの思いがはせられている能は、もともと厳かなものと感じる方が多いでしょうが、一般人が想像もできないほどの重厚な思いが能の舞台全体に込められているのです。

 剣道に話を戻しましょう。剣道でも、面を打つのに全身全霊をこめて相手を威圧していきます。私もかつて剣道をかじったことがありますが、竹刀を構えた時点で相手から受ける気合から勝負が決まる場面を多く経験しました。それほど、気は重要なものなのです。

 剣道にしろ、能面にしろ、読み方は「めん」と「おもて」で異なりますが、自らのすべてをかけて立ち向かう姿は、現代日本人が見習うべき先人の文化だと思います。ドラマの半沢直樹がここまで人気なのは、自らのすべて、全身全霊をかけて、どのような敵に対しても誠実で、自己犠牲を顧みず、右にならえの現代社会とは異質な主人公が描かれているところにあるように思います。

 私は、子どもを相手にする医者をしています。半沢まではいかないものの、少しでも気持ちをこめて子どもたちに真剣に向き合いたいと改めて感じています。

これからも楽しみにドラマを見ていきたいと思います。おすすめの番組ですよ。



長文、お粗末様でした。

2020年11月19日木曜日

気球とロケット

 診察室1番と2番の天井に気球とロケットがぶら下がっているのを見た方もいらっしゃると思います。

診察室1番の気球 カラフルできれいな気球です

診察室2番のロケット 奥にある小さな地球から飛び立っています。
これをみて先日宇宙に行かれた野口さんのことを想像する子はいるでしょうか。

これは、キャノンのホームページから無料でダウンロードできるペーパークラフトを作ったものです。完成するまでにはかなり時間がかかりました。キャノンのホームページにも10時間かかると書かれていましたが、仕事が終わって夜な夜な少しずつやっていたので1つに2週間くらいかかったかと思います。時間をかけて作っただけあって、普通のペーパークラフトよりもリアルなものになっていて、お子さんやお母さんからも好評です。私が作ったとは思われていない方も多いかもしれません。

もともとは、お子さんののどをみるときに口をあけるのを嫌がってうつむいてしまうので私がさらに腰を曲げなくてはならなく私がきついのでなんとかうまいことできないかと考えたのが天井に細工をすることでした。

はじめは天井に絵を飾ろうかと思ったのですが、立体的なものの方が子供たちが喜んでくれるのではないかと思ってペーパークラフトを作ったものです。

お子さんに「ちょうだい」と言われた時には困ってしまいました。「お父さん、お母さんに作ってもらおうねー」と言ってお母さんにふってしまったこともありました。その節はすみませんでした。

でも、お父さん・お母さんが作っているところをお子さんがみて応援し、完成したときには家族みんなで作ったんだという感覚でお子さんも喜んでくれるのではないかと思います。

キャノンのホームページにはもう少し簡単なものも紹介されていますので、お子さんとぜひ挑戦してみてください。

クリニック内が工作だらけになっていますが、私が作ったことにお母さん方が気づいて驚かれるところをみると、私はちょっとした優越感にひたって自然と笑顔になってしまいます。


キャノンのペーパークラフトのサイト https://creativepark.canon/jp/categories/CAT-ST01-0071/top.html

2020年11月16日月曜日

工作で感染対策

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、いろいろな施設で感染対策がされています。

テレビでも、演者の間に大きなアクリル板を挟んで漫才やコントをやっている姿を見かけます。

当院でも、待合室を感染対策したいと考え、この2-3か月でいくつか改良しました。

改良の際、ただアクリル板をつけたり市販のパーテーションをつけると待合室の自然な感じがなくなるので、自作でいろいろ作りました。

今日は、感染対策の紹介に加えて、私の工作をお見せします。


作ったのは、

・受付アクリル板

・特別待合室のドア

・待合室ソファの間のパーテーション

この3つです。


・受付アクリル板

受付で保護者様と会話したり会計したりするときに、アクリル板越しに話せる板を付けました。アクリル板は買いましたが、アクリル板を支えているのは私が作った木の枠組みです。ホームセンターで買った木にアクリル板をいれる溝を自分で掘って組み立てました。全面にアクリル板をつけると受付内の換気が悪くなるため、左右のはじにのみつけてあります。加えて、受付内の室温があがるため真ん中に扇風機をつける柱を取り付けました。受付の者と話されたり、物の受け渡しの際は、左右のアクリル板の前でお願いします。

足あとの前には木枠にはさまれたアクリル板があります。
右側の会計窓口にも同様のものがあります。
左側のドアは自作した特別待合室のドアです。


・特別待合室のドア

受付はいって右側に広い待合室がありますが、左側に小さな待合室があります。今までも予防接種や乳児健診の方が一般外来中に来院されたときに感染しないようにこちらでお待ちいただきましたが、ドアをつけてさらに感染防御をしました。ドアは手作りなので建てつけ悪いですが、自作なのでご勘弁ください。大きな一枚板ではなく、四角い骨組みをつくりそこに溝をほって細い板を何枚か挟み込んだつくりになっています。ドアの取っ手と上部についているレール以外はすべて私の手作りです。ドアなんて素人が作るなんて無謀かと思いましたが、なんとか形にはなって使えるものになったと思っています。

受付左の特別待合室

裏には本棚もつけました

・待合ソファの間のパーテーション

木の骨組みと、プラスチックのすりガラス様の板とベニヤを挟み込んだだけの簡単なつくりのパーテーションです。木の骨組みに自分で溝をほってプラスチック板とベニヤを入れています。どうしてもホームセンターで買った木はそっているため一部間があいて見栄えはよくないですが、患者さんからは「列車みたい」と言っていただいています。私自身ソファに座ってみましたが、両側にパーテーションがあるので他の人から守られている感じはするかなと思います。

以前の待合室

廊下が長く開放的でこれはこれでよかったです。



ソファの間にパーテーションをつけました。
列車の個室感覚を味わえると思います。


手作りの感染対策ですが、しっかりとしたものができたのではないかと思っています。

中学生以来の工作ですがそれなりにできるものだなあと自分でも満足しています。


感染対策以外にも工作したものが院内にはあります。どれかわかりますか。