新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、いろいろな施設で感染対策がされています。
テレビでも、演者の間に大きなアクリル板を挟んで漫才やコントをやっている姿を見かけます。
当院でも、待合室を感染対策したいと考え、この2-3か月でいくつか改良しました。
改良の際、ただアクリル板をつけたり市販のパーテーションをつけると待合室の自然な感じがなくなるので、自作でいろいろ作りました。
今日は、感染対策の紹介に加えて、私の工作をお見せします。
作ったのは、
・受付アクリル板
・特別待合室のドア
・待合室ソファの間のパーテーション
この3つです。
・受付アクリル板
受付で保護者様と会話したり会計したりするときに、アクリル板越しに話せる板を付けました。アクリル板は買いましたが、アクリル板を支えているのは私が作った木の枠組みです。ホームセンターで買った木にアクリル板をいれる溝を自分で掘って組み立てました。全面にアクリル板をつけると受付内の換気が悪くなるため、左右のはじにのみつけてあります。加えて、受付内の室温があがるため真ん中に扇風機をつける柱を取り付けました。受付の者と話されたり、物の受け渡しの際は、左右のアクリル板の前でお願いします。
・特別待合室のドア
受付はいって右側に広い待合室がありますが、左側に小さな待合室があります。今までも予防接種や乳児健診の方が一般外来中に来院されたときに感染しないようにこちらでお待ちいただきましたが、ドアをつけてさらに感染防御をしました。ドアは手作りなので建てつけ悪いですが、自作なのでご勘弁ください。大きな一枚板ではなく、四角い骨組みをつくりそこに溝をほって細い板を何枚か挟み込んだつくりになっています。ドアの取っ手と上部についているレール以外はすべて私の手作りです。ドアなんて素人が作るなんて無謀かと思いましたが、なんとか形にはなって使えるものになったと思っています。
・待合ソファの間のパーテーション
木の骨組みと、プラスチックのすりガラス様の板とベニヤを挟み込んだだけの簡単なつくりのパーテーションです。木の骨組みに自分で溝をほってプラスチック板とベニヤを入れています。どうしてもホームセンターで買った木はそっているため一部間があいて見栄えはよくないですが、患者さんからは「列車みたい」と言っていただいています。私自身ソファに座ってみましたが、両側にパーテーションがあるので他の人から守られている感じはするかなと思います。
以前の待合室
廊下が長く開放的でこれはこれでよかったです。
手作りの感染対策ですが、しっかりとしたものができたのではないかと思っています。
中学生以来の工作ですがそれなりにできるものだなあと自分でも満足しています。
感染対策以外にも工作したものが院内にはあります。どれかわかりますか。